小市民リュー氏の優雅な生活

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zoom RSS プロバンス物語 マルセルの夏 イブ・ロベール

<<   作成日時 : 2014/08/07 04:37   >>

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はい、みなさん、夏休みをいかがお過ごしですか?
僕は毎日ビール三昧です。今夏は25メートルプール一杯分のビールを飲んで、誕生日を迎える秋からもう少し健康的な人生を歩もうと決心したのでした。ピーナツは太るので食べません。僕は枝豆派です。海外でパブとかに行くと床にピーナツのカラがいっぱい捨ててあるところがありますね。ゴキブリ横丁みたいなところではなくて、割とおしゃれな店でも。

今年で僕の青春時代は終わろうと決心したのでした。いや、実質終わっているのですが、お別れを告げるのを忘れていました。
そんなわけで、青春映画の名作を今日は紹介します。
マルセル・パニョルの自伝の映画化「プロヴァンス物語」です。パニョルは日本ではそれほど、知られていませんが作家であり、映画監督です。「愛と宿命の泉」の原作を書いた人。
今回紹介するのは「マルセルの夏」です。映画は1990年の作品。
あらすじは次の通り。最後まで語っています。
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1895年、マルセルは南フランスのマルセイユに近いオーバーニュに生まれた。父のジョゼフ(フィリップ・こーベール)は小学校教師、母のオーギュスティーヌはお針子をしている美しい女性であった。マルセルが3歳のとき、一家はサン・ルノーに引越すが、その頃彼は字が読めるようになり、頭が爆発することを心配した母は、6歳になるまで字を読む事を禁じてしまった。やがて彼にポールという弟ができた。1900年、妹が生まれ、マルセルの世話をしていたローズおばさんが結婚した。そしてマルセル9歳の夏、一家は田舎の別荘を借りる事にした。病弱な母に新鮮な空気を吸わせるためだ。そこはまるでおとぎの国、マルセルにとって生涯で最も美しい日々の始まりでもあったのだ。初めての自然との対話、全てが幸福に満ちあふれている。しかし、夏が終わり秋が訪れると、都会に帰りたくないマルセルは洞窟にこもって仙人になろうと、父母に別れの手紙を書き、別荘を抜け出すが、急に怖くなってもどってきた。手紙は元のまま置いてあったが、朝食のとき、父は「きっと仙人の綴りも書けないだろう」とささやき、はっとするマルセルを母は厳しく、そして優しくみつめていた。その日、降り出した雨は涙のようにマルセルの心を濡らした。かくして夏は終わり、マルセルは両親の大らかさに触れる事で、一つ大人になっていったのだった。
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原題は「 La Gloire de mon père」です。直訳すると「僕の父の栄光」 です。マルセル少年は小学校教師である父を尊敬していました。小学校ぐらいの頃は、お父さんは何でも出来ると息子は思いがちですよね。それが中学ぐらいになると父が平凡な市井の民であるということが、わかります。僕も小学校の頃はわりと父を尊敬していました。それは、母が父を持ち上げてたからですね。偉大なるフィクションを作っていたのは母だったのでした。小学校高学年になると、その虚構にほころびが見え始めました。
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マルセル少年は、父が狩猟でおじさんに負けるとすごく悔しがっている。父も万能ではないという事を知り始める。それで、少しずつ大人になります。

マルセルは3歳で字を覚えています。これは、早いですね。僕も幼稚園の頃は既にポプラ社の「湯川秀樹」とか「織田信長」とかの伝記を読んでいたけど、それは二つ年上の姉が本を読んでいたからですね。少女文学シリーズを横取りして、字は自然に読めるようになりました。論語の「しのたまわく」なんてのも、最初は「湯川秀樹」の中でで学びました。当時は湯川はまだ存命だった。
僕は段々幼稚園が嫌いになっていった。昼寝の時間は「昼間から寝れるか!」と言って、幼稚園を抜け出して家にに帰ったりした。うちの父の話によると、僕は「お父さん、僕は幼稚園はいやだ。小学校に行きたい」と言ったらしい。

でも、この別荘での夏はとても楽しそうですね。こういう風な体験をすれば、この後の人生もより幅広いでしょう。
ペタンクや狩猟に行く様子も興味深い。
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蝉はヨーロッパなのに、かなりいますね。鳴き方は日本のセミとはちょっと違います。レッド・ツェッペリンみたいな感じで鳴いています。
まあ心地よい作品です。水浴びの少年の性器がぼかしになっているのは、最近はこういうのは厳しくなっているんだなと思いますね。大人の性器より子供の性器により映倫は神経質になっています。水が貴重な土地ですから、水浴びがすごく嬉しそうにしています。
「やかまし村」と雰囲気は似ているけど、マルセル少年は負けず嫌いです。こういう負けず嫌いは、僕が小学校の時にもいました。こういう負けず嫌いが、やはり学校きっての秀才になるのですね。
一方の僕はというと、先生の言う事を聴かず、クラスの問題児となりました。担任の先生が家に来て両親と話したら、うちの父は「いや、息子はいい子です」と言ったらしい。そのあと、父は自分で恥ずかしい事を言ったと感じたそうだ。「親ばか」と自分で言っていた。80歳過ぎても、その話をしている。
評価4・5
この映画は続編「ママの城」もあって、だいたい同じような淡々とした描写なんですが、後編の最後に厳しい現実(その後)もある。僕は前篇であるこの「父の栄光」の方が好きですね。観るに心地よい作品です。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今日、久しぶりに二作続けてみました。学生の頃友達関係だった夫と一緒に見た思い出の映画です。お城を見た後、あんなに楽しかったのにどうしてくれようかと「ひどいひどい」と言って泣きました。今日見てもやっぱり悲しかったです。でも大好きな作品です。
まきまき
2014/10/13 19:58
あの残酷なラストが思い出を美しくさせているのだと思います。人生は楽しい事だけではない。悲しい事もあります。それを教えてくれる映画だと思います。
僕の少年時代はマルセルほど、楽しみに満ちたものではなかったのですが、その欠落部分が僕の現在の生きる原動力になっているとも言えます。
思い出の映画とのことですが、あのころのルシネマは劇場自体に何かワクワクさせるものがありましたね。なんというか、ここから何か始まるんだなというという雰囲気に満ちていた。今のルシネマはただマニアックな劇場という感じですが。
リュー
2014/10/16 01:20

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